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定期考査&自然災害

2018-07-10

西日本各地を襲った豪雨が、かつてないほど多くの被害をもたらしたことを、テレビや新聞などを通じて知りましたが、このような自然災害が起こる度に思うことは『自分にできることは何?』ですが・・・・・宗教摩擦、イデオロギーの対立、国家間の政治対立などによって生み出される不幸の中には、お互いの理解、許容、協力によって解決できるものもありそうに思えます。一つの思いに強く囚われると許容力を失うのでしょうか?

6月には附属中の前期中間考査、当仁中・舞鶴中の期末考査が行われました。成績がグングンに伸びていた生徒の中に、数学の成績が落ちた生徒がいました。油断が招いた結果でした。人はうまくいくことが続くと、つい油断することがありますが、油断は失敗を招き、その失敗によって気づきを与えられます。その生徒は自分を振り返り、再び熱心に頑張り始めました。油断の怖さを身をもって知ったことにより、もう油断することはないでしょう。きっと、今まで以上に努力することでしょう。

一方、前回の学年末考査の成績より5教科の合計を100点以上伸ばした生徒がいました。その生徒は『実行は力・反復は力』という言葉を信じて、何回も何回も暗記を繰り返し、問題を解き直しました。その努力の結果は、奇跡的な学力向上でした。まさに実行は力・反復は力』でした。その生徒は過去の成績に囚われて、あまり自分の力を信じることができなかったのですが、今回の奇跡的な学力向上によって、自分の能力を信じることができるようになりました。

附属中の定期考査は苦戦する思考問題が多く、問題量が多いことが当然の様になっています。難しめの塾のワーク、対策プリント、学校の問題プリントに取り組み、解けない問題を何回も何回も、塾に来るたびに質問した塾生の理科の成績は学年4番でした。難関私立の問題など手ごたえのある問題は時間をかけて理解しました。

先日、台風の日学校は休校でしたが、塾は午後2時~台風が接近する午後7時まで塾を開けました。その日は自由出席で、塾に来た中学生と高校生は、休み時間以外全く私語のない環境で5時間それぞれの学習に取り組み『5時間分の暗記や理解』を蓄えて帰宅しました。