10月, 2020年

西南学院中学高等学校

2020-10-24

月曜日に西南学院中学高等学校の物理の先生が来塾されました。20年以上も教職経験をされているベテランの先生で、物理学会にも所属し、様々な研究や発表をされている非常に有能な先生です。西南学院と言えばキリスト教ですが、中学生高校生は週1回チャペルに集い礼拝を行っているそうです。キリスト教では愛と表現し、仏教では慈しみの心〔慈悲〕と表現するようですが、孤立する人が増えていると言われる今の時代に、心の成長期でもある中学生時代高校生時代に宗教を通じて『愛、慈悲』の考え方を学ぶことは、非常に大切な事ではないかと思われます。人は脳にインプットされた様々な情報によって考え方が影響され、その傾向や様々な感情を基に行動をが決定されることが多いと言われますが、『若いうちに学ぶ考え方や行動の仕方』は、その後の人生に少なからずかかわってくると思われます。来塾された先生とは、キリスト教の話、ビッグバン、仏教の色即是空・空即是色、神道の話、超心理学の話など会話が弾み、気がつけば1時間半も過ぎていました。

部活動では熱心な部活生が多く、全国大会、九州大会、県大会などにも出場しているそうです。学校行事では、狂言鑑賞、文化祭、スポーツフェスティバル、林間学校〔高2〕などがあり、12月にはクリスマス礼拝が行われます。

中学校高等学校ともに、学力優秀な学生が入学していますが、中学校では中高一貫6年間を見据えて、幅広い基礎学力の習得と、自主的な学習習慣を身につけることを目標としています。高等学校では2年時次に文系理系に分かれ、Ⅰ・2年次は週2回の50分放課後補習、3年次には90分補習が毎日行われ、今年度は京大1名、大阪大1名、九大38名などの国立大をはじめ、関東関西の有名大学にも多くの学生が合格し、九州では西南大に157名、福大に144名が合格しています。

大濠中学高等学校

2020-10-22

先週、大濠中学高等学校の数学と物理を教えておられる先生が来られました。とても爽やかで好感の持てる先生で、的を得た話し方に優れた思考力の持ち主であると感じました。大濠中学校難易度は益々高くなってきており、医学部を目指す受験生が増えているそうですが、部活動にも力を入れ、中1生は全員部活に参加することになっており、部活体験からの学びも大切と考えている様です。学校行事としては、高校生と合同で作り上げる体育祭、文化祭、自然の中で多くのことを学ぶ林間学校、異文化体験のカナダ修学旅行など、様々な行事を通しての学びは、成長期の人格形成に大いに役立っている様です。大濠中学校は、学生に高い学力を維持させながら、幅広い体験をすることができる中学校と言えそうです。中3で高校の勉強に入りますが、学生たちはそれを当然の様に受け留め、他校では高2生が受けている大学受験対策の『高2全国模試』を、中高一貫の高1生に受けさせ、学生たちはそれに対応できているそうです。大濠中高一貫コースに通う当塾の塾生〔高1〕も高2生が受ける模試を学校で受けています。

大濠高校はスポーツ面では全国大会、九州大会などで大変優秀な成績を勝ち取り、全国にその名が知られていますが、大学入試では、東大、京大、一ツ橋大、東工大、大阪大などの合格者を出し、九大には今年度だけで58名の合格者を出しています。

多くの高校が高1段階から夕方補習を行っていますが、大濠高校では高1生・高2生の夕方補習は行わず、高3生の補習は希望者のみの参加となっていますが、それにもかかわらず、これだけの成果を出す背景には、目標意識が明確な学生が多く、律心による家庭学習〔反復学習など〕がしっかりできている学生が多く集いことが挙げられそうです。

どんな人になりたいか、どんな職業に就きたいか、どんな日々を送りたいか、何が得意になりたいか、何の勝負で勝ちたいか、どの学校に入りたいか、何を手に入れたいか、どんな一生を送りたいか・・・いつ迄に何を・・・目標意識が自律心を育て、育った自律心が目標達成に必要な実践を継続させる様です。

 

女子高・筑紫女学園中学高等学校のご紹介

2020-10-08

先日、筑紫女学園中学高等学校の大ベテランの先生が来られました。過去に何度も来られていますが、熱心で実力とユーモアのある気さくな、人をひきつける魅力のある先生です。筑紫女学園では仏教を柱にした、人を思い遣る教育と学力を伸ばす教育が行われており、医学系〔医学科・歯学科・薬学科・看護学科〕を目指す多くの学生が筑紫女学園で学んでいます。今年だけで、医学系大学に177名もの合格者を出し、理系・文型共に学力優秀な学生が多く、今年の卒業生たちは九大、神戸大、横浜国大、産業医科大、東京医科歯科大、早稲田大、慶応大、同志社大、関西大、関西学院大、立命館大、その他多くの難関大学に合格しています。

花まつり、彼岸会、報恩講、毎月行われる感謝日、その他、仏教に関する行事や心を養う行事を通して、自律心と反省心』、『今与えられている時、人、物に感謝し、最大限に活かそうとする意志』、『自分を活かし他者を活かす思い』、『他者を思い遣る感情など』を育てる教育を行い、学業面では、諸先生方の熱心な学業指導行われています。自律〔自己への目覚め〕』、『和平〔他者への目覚め〕』、『感恩〔いのちへの目覚め〕』校訓ですが、これは釈迦様の教えを日々の生活に活かすための指針と言えます。自己主張ばかりが強く、他者を思い遣ることが苦手な人が増えていると言われる昨今、心の形成期である学生時代』に『心の教育』を行いつつ、『学業面での高度な指導』を行う学校は、の時代にもこれからの時代にも、なくてはならない存在ではないかと思われます。

筑紫女学園では、英語教育も熱心に行われ、中学生には夏休みにネイティブ講師と過ごす英語漬けの3日間、希望者のためのイギリス研修があり、更にアメリカで行われるグローバルリーダー研修〔福岡県各高校から参加〕などで、実際に英語を使う研修が行われています。高校生にもイギリス12日間研修やグローバルリーダー研修が行われ、使える英語の習得を目指しています。当塾に通っていた筑紫女学園の高校生たちは、大学入学後も大変真面目に努力し、大学卒業後は、最大手の広告会社や、最大手航空会社のCA、その他、就職面でもそれぞれの第一目標を達成しました。

筑紫女学園は更なる進化を目指し、中学校のクラス分けは〔Ⅰ類・Ⅱ類〕となり、中学3年時にはⅠ類が2つに分かれ、中3・Ⅰ類医進クラスが1クラス設けられます。高校でも、Ⅰ類、Ⅱ類に分かれ、理系医進クラス・その他の理系クラス・文型クラスそれぞれに、学生の可能性を引き出し、学生の目標を達成するための熱心な指導が行われます。来塾された先生からも、学生たちに対する強い責任感と、学生たちを明るい将来に導く決意が伺われました。

若い時期に筑紫女学園で学ぶ『素晴らしい心の種』、長い人生のどこかで、きっと、目を出し、実を結ことでしょう。

筑紫女学園の校訓・・・『自立(自己への目覚め)』、『和平(他者への目覚め)』、『感恩(いのちへの目覚め』